歯周病、誰もが聞いたことがあると思います。
歯周病は歯を支える骨が歯周病菌によって破壊されてしまうとても怖い病気です。
ほぼ全員がかかっているといっても過言ではない罹患率の高さです。
ギネスブックに載っている程です。
25歳〜34歳 79%
35歳〜44歳 84%
45歳〜54歳 88%
小学生から、歯肉炎が始まり大人の歯が生えそろう頃には、
歯周病が始まってしまいます。
虫歯と異なって、痛みがでません。
怖いのは、進行しても気がつかないことです。
腫れて痛みが出ることはまれなのです。
重度になって歯が揺れてきて、手の施しようがない状態になっていても、
気がつかないくらいです。
そうなると歯を失ってしまいます。
なんと、歯周病は歯を失う原因の第1位なのです。
歯周病は近年前進の健康を損なう因子であることも明らかになってきました。
歯周病にかかると、歯を支える骨が溶けて、歯と歯茎の間に隙間ができてしまいます。
それが歯周ポケットです。
その歯周ポケットの中には、色々な種類の細菌がいます。
歯周ポケット内の歯周病菌は毒素を出します。
その細菌や毒素は歯周ポケット内ではとどまらず、歯茎の毛細血管を通じて、
全身に回ることで、色々な病気のリスクファクターとなることが分かっています。
例えば、脳梗塞のリスクは2倍、心臓発作のリスクは3倍と言われています。
また、糖尿病なども高い相関が示されています。
(ここまで、浦安市の検診でお配りしているプリントより)